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鹿児島の至宝「温泉」

私の唯一の趣味は温泉である。元来私は「入浴など汚れが落ちればそれでよい。湯につかるなど時間の無駄である。」という持論の元シャワーしか利用したことがなかった。しかし、神経質な性格からか長らく重度の肩こりに悩まされた挙句、7年ほど前に体を壊し、重ねて経営が最も苦しい時期という苦難が加わったときに私が見つけたオアシスが「温泉」だった。あの時、私と私の会社が苦難を乗り越えることができたのは、この「温泉」のおかげと言っても過言ではない。あの時経営を立て直す基盤になった計画も、ここまで発展することができた計画も、今進行中の計画も、その基本は全て湯に浸かりながら考えた。その恩返しも兼ねて、ここで温泉の良さ、楽しみ方、名湯を順次紹介していきたい。

幸い私の住む鹿児島県は、火山地帯であるおかげから源泉数2,753ヶ所と全国第2位を誇る温泉地帯である。有名なものに坂本龍馬が訪れた「霧島温泉」や天然砂蒸し温泉の「指宿温泉」があり、屋久島には潮が引いた時にしか入ることのできない「平内海中温泉」などがある。当ブログではこのようなメジャーどころではなく、鹿児島市内近郊に限定し、日常的に入ることのできる銭湯に特化して紹介していきたい。これらの銭湯は、驚くべきことにそのほとんどが天然温泉であり、入浴料もほとんど大人390円という驚愕の価格で入浴することができる。そのため経営が苦しい銭湯も多く、後継者問題や老朽化した設備維持問題等多くの名湯が存続の危機にさらされている。

誰も知ることのない私の名言に、「温泉は大地が産んだ最高のアミューズメントである。」というものがある。たった390円で毎日の汚れを落とす日常業務を、体と心を癒すアミューズメントへと変えてくれる温泉が鹿児島には多く存在するのである。私は、今危機に瀕している鹿児島の銭湯群を応援し、一人でも多くの温泉ファンが増えるよう今後当ブログで活動していきたいと思っている。大事なことなのでもう一度言う

「温泉は大地が産んだ最高のアミューズメントである。」

鹿児島銭湯推進活動家 平峰恒成

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