Hiraa!知恵袋「私は人目を気にし過ぎる性格のため・・・・」
シノハラさん
私は人目を気にし過ぎる性格のため、いつも温泉に行ってもくつろぐことができません。湯に浸かっても、サウナに入っても、水風呂に入っても、酒を飲んでいても、札束を数えていても、建てたばかりの新社屋にいても、買ったばかりの高級車に乗っていても、街行く女性の脚を眺めていても、ストッキングを被っていても、ミュールに顔をうずめてみても、ブラジャーを着けていても、人目が気になります。気になって気になって仕方がありません。そのため、湯に浸かりながらいいアイディアが出ないか色々考えてみたのですけど全く思いつきません。私も人目を気にしない大きな漢になって、ゆっくりと湯に入りくつろぎたいのです。どうすればよいのでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
鹿児島銭湯推進活動家さん
こんにちは。大変ですね。少し混乱しておられるようで一つの文章に多くの問題が混在しています。少し整理して考えましょう。全体的には「温泉でくつろぎたい。」という理想をお持ちのようですが、複数それとは関連性のない問題が含まれています。まずはそちらから片付けましょう。
1. 酒、札束、新社屋、高級車の件について
→どうやら大変優雅な暮らしをされているようですが、成功者に僻み妬みはつきものです。人は何かを得ると何かを失うのは必然です。何一つ問題のない人などいません。僻み妬みは成功者の税金のようなものだと思ってあきらめましょう。「どうしても今の状況が嫌だ。僻み妬みを無くしたい。」と言うのならいっそのこと資産を手放してみてはいかがでしょうか?伊集院に平組という大変資金を欲している企業があると聞いたことがあります。その企業へ譲渡されることを強くお勧めいたします。いずれにしても本件と温泉は何ら関連性がございませんので別問題として考えるのがよろしいかと存じます。
2. 脚、ストッキング、ミュール、ブラジャーの件について
→まずこの部分にはコンプライアンスに抵触している恐れのある部分がございます。人目が気になって当たり前です。むしろその一点において私はほっとしています。ただちに該当する行為は辞めるべきです。100歩譲って脚はまだいいとして、その他の物品はどういう経緯で取得されていらっしゃるのでしょうか?もし盗品であるならば刑法に抵触しておりますし、よしんばご自分で購入されているものだとしても社会通念上許される行為ではございません。前後の文章を見る限り社会的立場もおありのことと存じます。再度申し上げますが、ただちにこれらの行為は慎むべきです。どうしても無理だというならば、そのような専門店に行かれてはいかがでしょうか?そのような専門店があるのかどうかは私は存じ上げませんが、とにかく最悪の事態は避けられると思います。人目も気にする必要もございませんし。当たり前のことですが、やはり本件と温泉は全くもって関連性がございませんので別問題として考えるのがよろしいかと存じます。
3. 温泉で人目を気にせずくつろぐには
→やっと本題に入ることができました。あまりにもここに至るまでの問題が大きすぎて私は疲れてしまいました。下記に「正しい温泉の楽しみ方」を貼り付けますので参考にしてみてはいかがでしょうか?
「正しい温泉の楽しみ方」(サウナありの場合)
①まずは必要以上にシャワーかお湯で体を流します。これは「私はきれいに洗い流してからでなければ浴室に入りません。」という無言のアピールです。できるだけ大きな動作で大げさに周囲に見せつけるように流してください。
②「んあぁぁぁぁぁぁぁーーーーー。」と大声を出しながらゆっくり肩まで湯に浸かります。そのあと半身浴に切り替えるのは自由ですが最初は肩まで大声で浸かります。確かに銭湯には「大声を出さない。」という注意書きがありますが無視してください。これは別です。この「んあぁぁぁぁぁぁぁーーーーー。」は常連には「私は温泉大好きだーーーー。」に聞こえますので好感と親近感を与えます。
③5~10分ほど浸かったら、サウナへ入ります。その前にタオルで体についた湯を軽く拭き取ります。この行為は、サウナに入ったとき気化熱で発汗作用が悪くなることを防ぐだけでなく、「私は皆で利用するサウナはできるだけ清潔に保つよう心がけます。」という無言の宣言になりますのでやはり大げさに、周囲に見せつけるようにふき取ってください。
④サウナは5~10分を目途に入ります。サウナの我慢しすぎはよくありませんが、そのあとの展開のためにも限界と感じてから1~2分は粘ってください。サウナはサウナ好きの間(現在2名)で「煉獄」と呼ばれています。この1~2分の間にこれまでの不摂生という罪を浄化してください。また、サウナで話しかけられることがありますが、わずらわしいと思われる方は無視しても大丈夫です。無視しても「あー、この人は今サウナに集中しているのか。」と思うだけです。
※「煉獄」は、天国には行けなかったが地獄にも墜ちなかった人の行く中間的なところであり、苦罰によって罪を清められた後、天国に入るとされる。現行のカトリック教会の教義では、天国は「最高の、そして最終的な幸福の状態、地獄は「神から永遠に離れ、永遠の責め苦を受ける状態と定義されているが、「天国の本質が神との一致にあるとすれば、それは当然のことだが、人間は必ずしも終始一貫、神に沿って生きているとはいえず、罪を犯すこともあり、そのため死後に神と一致しようとする際には、自分の内にある神と異質なものは清められることになる。これが煉獄であると説明されている。 Wikipedia参照
⑤とにかく汗を流しまくります。これは最も大事な行為です。周囲に「私は絶対にそのまま水風呂には入りません。」という無言の宣言です。頭から水を何度も被り必要以上に周囲にアピールしてください。その際、周りに水が飛び跳ねて怒られることがありますが気にしてはいけません。「どんな手段を使ってもこいつはこの水風呂を清潔に保つ覚悟なんだな。」と思ってくれます。とにかくかけまくってください。
⑥一気に頭まで水風呂に浸かります。そのまま数十秒潜ります。体調、煉獄の状態、水風呂の状態が良い場合、この時讃美歌が聞こえてきます。罪が浄化された証です。讃美歌を一通り聞いたらゆっくりと「んぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁーーーーー。」と叫びながら頭を上げてください。ここで「頭まで浸かる。」「大声で叫ぶ。」という二つのルールに抵触していますがこれは問題ありません。⑤であり得ないくらい流していますので頭は清潔に保たれていることをアピール済みですし、叫び声は周囲には「この水風呂最高だぁぁぁぁぁぁぁーーーー。」にしか聞こえません。頭を上げ終わるころには、常連さんがこっちを見て微笑んでくれています。また、「サウナには入るが水風呂には入らない。」という方がおられますが愚の骨頂です。その行為は、ハンバーガーのハンバーグ抜きくらいもったいない行為であり、常連からも「分かってないやつ。」というレッテルを張られます。サウナと水風呂は二つで一つなのです。省略は許されません。万が一時間がなくてサウナのみになる場合は、「あーーー時間がないから水風呂に入れない。」と叫ぶか、腕時計を見る行為を何度も行い、周囲に時間がないことをアピールしてください。
⑦③~⑥を複数回繰り返します。③~⑥の行為を1セットと呼び、2~3セットがお勧めです。3セット以上繰り返す場合、かなり体力を消耗しますのでそのあとの予定に注意が必要です。
⑧頭、体を洗います。これまで散々アピールしていますのでここは好きに洗っていただいて結構です。むしろここで大げさに洗うとシャンプーや泡が飛び散り、怒られます。銭湯におけるシャンプーや泡の飛散は重罪に値する愚かな行為ですので気を付けてください。万が一飛散してしまった場合は、ただちに「しまったーーーーー。」と大声で何回も叫び、何回も流してください。とにかく反省していることを周囲にアピールしてください。
⑨最後に湯に浸かります。時間がある方は、湯と水風呂を繰り返すのもよいでしょう。ここでは大声を上げてはいけません。「立つ鳥跡を濁さず」です。他の皆さんに「いつ帰ったか分からなかったが温泉好きのいい奴だったな。」というさりげなさが大事なのです。湯から上がったらさりげなく体をふき、出ましょう。