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親ばか活動「一流のアスリート」

2018年2月23日(金)

私は「鹿児島のビッグダディ」と呼ばれるほど子が多いのだが、親としてとてもじゃないが世間様から褒めらる立派な親である自覚はない。そんな私も少しでも子供のために何かしてあげたいという気持ちはある。私は、教育における最終的な目標は「自立」だと考えている。親から巣立ち、一人の人間として生きていくうえで必要なことを学び、感じてほしい。その一点のみを願いこれまで接してきた。長男は中学1年生になるのだが、その点においては本当に順調に、立派に育ってくれている。その成長に私がどれだけ寄与できたかは多少の疑問が残るものの、これまでの息子とその周りの環境には感謝してもしきれない。おかげさまで私も親として存分に子育てができていない罪悪感を最小限に留め、私が与えられている使命を全うすることに全力を注ぐことができている。そのため、本当に時折ではあるが、息子と息子を支えてくれている環境に対して私なりの恩返しをするようにしている。完全な「親ばか」、いや「ばか親」かもしれないという懸念はあるものの・・・。

さて先日その「親ばか活動」の一環として、古くからの悪友にお願いをして息子のバレーボールチームへ少し話をしてもらった。その悪友は名を「菊野克紀」と言い、そこそこ名の知れた一流格闘家である。彼との関係やそのいきさつを書くのは今回は省略するが、詳しい情報はリンクを貼るのでそちらで確認してほしい。

当初「訳の分からないおじさんが来た。」と戸惑っていた子供たちも、彼の試合映像を観ると一気に雰囲気が変わり、彼の話に食い入っていた。私はそばで見ていて、「こいつは一発で変なおじさんから子供たちのあこがれに変身できる武器を持っていていいなぁ。」と僻んでいた。私がどんなにビジネスで頑張っても、子供たちにとって私は「変なおじさん」であり、その「変なおじさん」から脱却するのは至難の業なのである。

彼は自身の経験から得た「圧倒的な好奇心を持ち、それを継続することこそが才能であり、人生を豊かなものにしてくれる。」という信念を子供たちに伝えてくれた。最後は全員からサインを求められていた。バレーボールと格闘技、異なるジャンルではあるものの、一流の人間の話を聞き、触れることで少しでも子供たちにとって刺激、気づきになってくれたのならこれ幸いである。

今回私の思いつき「親ばか活動」に協力してくれた菊野君、先生、息子のチームメイトたち、本当にありがとうございました。またこれに懲りずお付き合いください。

菊野克紀公式ウェブサイト http://kikunokatsunori.com

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